国内のカイロプラクティック医学院を卒業し、インターンを数年した後
タイのバンコクとチェンマイのスクールでタイ式マッサージ勉強しました。
それから西オーストラリアにある公立大学マードック大学健康科学部へ入学をし
カイロプラクティック健康科学士(BHSc)という学位を取得しました。
在学中は筋骨格をはじめ、身体に関するあらゆる勉強が待ってました。
その中で、僕のもう一つのテーマとして、
「タイマッサージ施術中に見つけることができる身体トラブルの検査と改善方法」
も考慮していました。
タイ式マッサージを単にリラクゼーションとして終わらせるのは非常にもったいな
いのではないか・・
身体の検査をする際には、問診や視診はもちろんのこと触診や神経学テスト、整形
外科テストと言われるものなどがあります。
日常的習慣(クセや仕事内容などによる)や症状のでる場所や質などを本来機能す
る関節の動きの特徴(生体力学)と総合的に比較し、神経学テストや整形外科テス
トなどによって更に絞りこんでいくといったものです。
タイ式マッサージによる「押」「揉」といった動作では触診的な要素にもなりま
す。
「伸」といった動作では単に筋肉の硬さだけでなく関節機能の評価もできます。
タイ式マッサージのテクニックには整形外科的検査で使われるものが、沢山存在し
ているのです。
タイ式マッサージの基本的な考えにsen(エナジーライン)の存在があります
それは解剖学的には解明されていないと言われています
しかしそれを解き明かすことでより手技に”より深い”意味合いを持たせる事もできます。
いろいろな角度から考慮した結果によっては省かなければいけないタイ式マッサージのテクニックもでてきます。
同じリラックスした時間の中で、自覚症状が無いような小さなサインでも気づくこ
とができるなら、そんなに素晴らしいことはないだろうという思いです。